モスクワ出身のデザイナー、ミハイル・パンチレエフによるMade in Tokyoのアパレルブランド。厳選した素材のミックスや立体的なカッティングでストレスの無い快適な着用感を追及し、流行にとらわれないこだわりの物作りを続けている。アトリエ内での手作業で1枚1枚おもむきと奥行きのあるピースに仕上げていく。


開業当初よりパリにて展示会を開催し、欧米のセレクトショップを中心に展開。

2002年春夏から2004年秋冬の6シーズンに渡り"10 CORSO COMO‐COMMES DES GARÇONS" "CORNER"(伊勢丹メンズ館)の為に川久保玲氏とコラボレーションした。
2012年12月、馬喰町のアトリエ内にショップをオープンする。

2018年秋冬コレクションを最後にパリコレクションでの展示会を休止すると共に、馬喰町アトリエショップを閉店。パートナーショップとのコラボ企画による制作にシフトする。

2019年よりアートギャラリーでの不定期のショップイベントを開催し、1人のファンのためのオーダー制作も可能となった。

2021年オンラインショップをオープン、デザイナーの新鮮なアイデアを随時届けている。

 

DesignerMikhail Panteleev

ミハイル・パンチレエフ

 

モスクワの代々続く画家の家系に生まれ育つ。

モスクワ・アート・アカデミー、モスクワ・アート・テキスタイル・カレッジ、モスクワ・テキスタイル・アカデミーで学ぶ。モスクワ・テキスタイル・アカデミー在学中に独学で洋服を作り始める。

1991年、19922回にわたり、エールフランス航空主催新人クリエイター賞世界大会ロシア代表に選出される。

1995年、モスクワザイツェフ財団ファッションコンテスト優勝。

同年3月、史上初のクレムリン宮殿内でのファッションショーを成功させ「ファッション界のガガーリン」と呼ばれた。

1996年、大阪コレクションに招かれ「パンチレエフ・コレクション」を発表した際、山本耀司氏に見出され来日。

パリコレラインである「ヨージヤマモトファム」のアクセサリーを中心にデザインする。また北野武監督「ブラザー」のジュエリーデザインも手掛けた。

2000年、公私共にパートナーである来嶋しおりとvolga volga 設立。現在に至る

 

ModelistShiori Kurushima

来嶋しおり

 

香川県丸亀市に生まれる。

文化服装学院を卒業後、渡仏し、シャンブル・サンディカル・ドゥ・ラ・クチュール・パリジェンヌ(パリ・オートクチュール協会学院)を卒業。

ハナエモリ・パリにてベルナール・ミンヌ(ココ・シャネル自身と仕事をした最後のシェフ)からの指名を受け、Atelier Tailleur(スーツなどを製作するアトリエ)でプルミエ・マン(洋服1点全てを任され担当するお針子)として従事。

その他にも、プレタポルテブランドのモデリスト(立体裁断のみでシルエットの構築を行う)、パタンナーとして活動。

1991年に帰国後、東レにて生地企画開発に従事。

1993年より、パリコレクションでファッションショーを開催する韓国人デザイナー、ミファ・ホンのアシスタントとしてパリ、ソウル、東京のそれぞれに拠点を持って活動。パタンを担当する傍ら、パリコレクションでのファッションショーのオーガニゼーション全般を任されるなどした。

199899年、ヨーガンレール インテリア企画に従事。

2000年、公私共にパートナーであるミハイル・パンチレエフとvolga volga 設立。現在に至る